落穂拾い

【落穂拾い】001

「家をつくる」ということ (講談社文庫) 文庫 – 2004/3/1


家族が本当に幸せになれる家とは?
家族をつなぎとめ、来客と談笑するはずのリビングは空虚にテレビが映るだけ。子どもたちは子ども部屋という個室に引きこもる。住まい選びは一生の一大事。だが後悔する人が圧倒的なのはなぜか。幸せな家族関係を築くために理想的な間取りとは? 家と家族の問題をあぶり出したベストセラー、待望の文庫化!

むかしむかし住宅展示場の営業マンだった頃に書いたブログ記事を
ひょいと読む機会がありました。

2008年、15年前の記事です。
「10年ぶりに読み返してみた」と書いてますので今から25年前の本ですね。
クレバリーホーム蟹江店オープン記念で勝手に配ってました。
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2008-04-24のブログ記事

『「家をつくる」ということ』◆クレバ蟹江オープン記念プレゼント
住まい造りを考え始められた若きカップルへ

(元のハードカバー本) 

条件  <途中、本を閉じて考えることのできる方。>
<考えたことをご夫婦で話し合える方。>

場所 クレバリーホーム蟹江店

CBCハウジング蟹江インター住まいの公園・・・クレバリーホーム蟹江店

今回、お客様にプレゼントするために、10年ぶりに読み返してみました。
あらためて、当時感動した視点がよみがえりました。

<スゴイ!><この本はスゴイ!>と心の中で大感動しながら読み進めて
欄外にいっぱい書き込みした記憶があります。

世の中に「どんな家がよいのか」のハウツー本がいっぱいあふれています。
おそらく、真剣に考えてそれらの本を数冊読まれると、相対立する内容だったりして、
「いったいどんな家がいいのだろう」
と迷いだけが残るという方も多いはずです。

この本は違うのです。

考えさせてくれるのです。夫婦の長い長い会話ももたらします。

そうしないと、もはや、住まい造りを考えられなくなるからです。

「リビング」や「子ども部屋」という(何の疑いもなく、造るものだと思っていた)ものも、正面から考えることになります。

展示場の営業マンは 「すぐプランをおつくりいたします」と熱心に勧めますが、
<えっ?>と、思えるようになります。

この本を読んだからと言って「よい家」ができる保証はありません。
ただ、お仕着せのプランニングを拒否して考えた末の住まいが造れます。
あるいは、造るのを中止されるかもしれません。それだけの毒も含んでいます。

それでも、おそらく、出来上るのは「普通の家」です。
がっかりされましたか?

ですが、バックには、ご夫婦で
しっかりと話し合われた、「住まい」と「子育て」・「家族」の、
ご夫婦だけの考えが出来上っています。

「持ち家」が「幸せな家庭」を造るわけではない、という簡単なことを深く
納得頂けますよう、ご夫婦でゆっくりとお読みください。

アマゾンでは1円で売っている本です。
(50円以下のもの10冊は買ってしまいましたが、また売り出されますでしょう)

送料340円がかかっただけですから、コーヒー一杯のプレゼントです。

この本は <ハッ!!>と思われたとき、本を閉じて、そのあと1日中
そのことを考えてみる・・・・・・ と最高のプレゼントとなります。

ご夫妻の会話を深めていただくことで、数十万円以上の価値があります。
こういうのが 本物の本! です。

今回、10年ぶりで読み直して、あらためて感動しました。

文庫中古の28円(+送料270円)がありましたので読んでみます。50代で初めて出会って、60代で人に勧めて、70代、、読み納め。